餅職人　足立製菓

おいしいお餅は原料から！基本的には、お餅はそんな単純な食べ物です。現在は、安価な原料の調達が容易になり、昔ながらの餅本来の味が失われつつあります。田舎のおじいちゃんが，丹精込めて作った糯米を、大きな釜で蒸かし、杵と臼で搗いて出来上がったお餅、そして、お正月の鏡もちを、細かく砕いて、天日で干して、油で揚げた揚げ餅、当社はそんなお餅、揚げ餅の味を追及し、地方の小さな工場だからこそ出来る昔ながらの餅本来の味をお客様にお届けしたいと思っています。（スタッフ一同）

「しょいっこ」という言葉をご存知ですか。今でもまだ、頑張っているおばちゃんがいると聞きますが、以前、当社の地域では、多くのおばちゃんたちが、地元の野菜や米を大きな籠に入れ、それを背負って、常磐線に乗り、東京方面へ売りに出かけていました。当初は、そんな「しょいっこ」のおばちゃんたちに当社のお餅も売って頂きました。その後、「しょいっこ」のおばちゃんたちの紹介で、地元の野菜が集まる青果市場での販売が始まり、その流れは現在も引き継がれています。野菜・くだものとは、まったく関係のない当社のお餅が、地域のやおやさんに並んでいる由来です。